イベントレポート


令和6年度

生きがい・健康づくり普及啓発イベント

 

(テーマ)脳の健康づくり講演会「今日からできる物忘れ対策~誰でもできる脳に良いこと~

(時 間)1330分から1500

(会 場)トークネットホール仙台 地下1階 展示室

(講 師)東北医科薬科大学若林病院 総合診療科 科長 住友 和弘 氏

 

 2月14日(金)にトークネットホール仙台において「生きがい・健康づくり普及啓発イベント」として脳の健康づくり講演会を開催しました。当日は144名の方にご参加いただき、皆様熱心にお話を聞かれていました。

最初に認知症による物忘れの特徴や、進行について説明していただきました。その上で、認知症のリスクを減らすためにはどのようなことに取り組んだらよいかを、具体的にお話いただきました。

最新の研究では、14の項目に気を付けることで、認知症のリスクを減らすことができると言われているそうです。その中には難聴や視力障害なども含まれていますが、その理由は、難聴や視力障害によって他者とのコミュニケーションや外出の機会が減るため、とのことでした。社会参加が認知機能の維持にとても大切だということが分かります。

その他、「声を出して笑うこと」や、「自分は幸せだ」などポジティブな気持ちを持つことも、認知症のリスクを減らす効果があると教えていただきました。

後半は、先生が精力的に取り組んでいらっしゃる「森林浴」の効果についてもお話いただきました。森林浴はストレス解消や血圧改善だけでなく、認知機能への効果も認められているそうです。緑の多い仙台ですので、森林浴や森林ウォーキングなどに取り組んでみるもの良さそうです。

 

 受講された方からは「森林浴ウォーキングが認知症予防になるとのこと、心がけたいです。社会的参加が認知症予防に効果があること改めて自覚せねばと思いました。」や、「やれば即実行できそうな事が多かった。認知症予防のため自分の生活を見直し、(発症を)遅れさせたい。」、「余命をいかに健康に過ごせるか、とても勉強になりました。」などの感想が寄せられました。

長生きできるようになった現代だからこそ、豊かに生きるために「今日からできること」に取り組んでみようと、前向きな気持ちになった方が多かったようです。



シルバーセンターいきがい推進課交流啓発係

TEL022-215-3170 FAX022-215-4140